タバコの吸い殻のポイ捨て厳禁

タバコの吸い殻のポイ捨ては、乾燥した枯れ葉やその他の可燃物に容易に引火し、火災を引き起こす極めて危険な行為です。日本の火災原因の多くを占めており、重大な結果を招く可能性があります。
タバコの火は小さく見えますが、中心部の温度は700～800度、吸引時には900度に達することもあり、一般的なライターの炎と同程度の高温です。
乾燥した枯れ葉、落ち葉、草木、ゴミなどは非常に燃えやすく、タバコの火種が触れると容易に燻り始め、やがて炎を上げて燃え広がります。ポイ捨てされたタバコの火が、すぐに炎上しなくても、数十分から数時間後に周囲の可燃物に着火し、火災に至るケースも多く報告されています。屋外では風の影響で火種が飛ばされたり、燃焼が促進されたりするため、リスクがさらに高まります。

ポイ捨てが原因で火災を引き起こした場合、失火罪や状況によっては放火罪に問われる可能性があり、50万円以下の罰金や懲役刑が科せられることもあります。
火災によって建物や財産に損害を与えた場合、億単位の民事上の損害賠償を求められる可能性があります。

歩きたばこや、車からの投げ捨ては絶対にやめましょう！