最近では留守中を狙って窃盗を行う「空き巣」だけではなく、就寝時に住居に侵入し、窃盗を行う「忍込み」や住人が洗濯している間や、入浴している間を狙って侵入する「居抜き」なども多くなっています。
「居空き」「忍び込み」と「空き巣」の3つを合わせて、”住宅を対象とした侵入窃盗(侵入盗)”と呼んでいます。
主にカギがかかっていない窓や玄関、または窓ガラスを破って室内に侵入してきます。平成25年の警察白書によれば、窓ガラスを破っての侵入は3割、窓やドアのカギのかけ忘れによる侵入は4割を占めています。ピッキングやサムターン回しなどのカギ破りによる侵入に比べると圧倒的に多くなっています。
最近では、4月26日未明に森の里四丁目の戸建てで4件の侵入窃盗がありました。侵入窃盗の手口はガラス破りでした。しかも、住人が2階で就寝していて、1階の窓ガラスを割られ、現金等が盗まれる被害が発生しました。でも、犯人と遭遇しなくて良かったかもしれません。
侵入窃盗対策
- 外出時はもちろん、在宅時、就寝時でも窓や玄関の戸締りを徹底すること
- センサーライトなどを設置する:犯人は侵入しようとしているところを人に見られるのを極度に恐れる。センサーライトが光ることで近隣からの注目が集まるため、犯人がセンサーライトの存在に気づくだけで侵入をあきらめ、退散する可能性もある。
- 窓の防犯対策を強化する:窓が開いたときに警告音が鳴る装置を付けたり、別のカギを追加したり、防犯フィルムを設置する。
- 雨戸を閉める場合はロックする。
「忍込み」の侵入を許したとき
万が一「忍込み」の侵入を許したときは、自ら立ち上がって取り押さえようとするのは危険です。犯人の様子を伺いつつ、手元に携帯電話を用意しておいて110番し、警察の到着を待ちましょう。
もし、犯人と遭遇してしまった場合は、大きな声で助けを呼ぶこと。自分で説得をしたり、闘おうとするのは非常に危険な行為です。犯人が凶器などを振りかざしてきたら、素手で対抗するのは無理です。近くにある物を投げつけて犯人がひるんだ隙に逃げること。
万が一、犯人と接近してしまった時の護身術も覚えておくのも良いかと思います。急所を攻撃する技とか(自分の足のスネを相手の急所(股間)に向かって、思いっきり振り子のように振り上げて急所を蹴り上げる)。

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