森の里特定土地区画整理事業

本事業は、神奈川県や首都圏の住宅地需要に対応した、自然環境と調和したさまざまな新住宅市街地の形成と、先端技術の研究所や大学等知識集約型の施設の導入を図ることを目的として実施された。
地区のほぼ中央を南北に走る幹線道路を挟み、東側を誘致施設地区、西側を住宅地区とし、周辺に広大な公園と緑地を適切に配置した都市生活空間をつくりあげ、知的活動空間といきいきした人々の生活空間とが一体となり、住み、働き、学び、憩うという、職住近接の新しいまちづくりが実現された。[住宅・都市整備公団(現都市再生機構)]

事業認可年月日 昭和55年6月17日
換地処分年月日 平成2年3月30日

2003年10月

2012年12月

開発区域内の60%は緑で残す、という神奈川県の指導で開発され、七沢森林公園、上古沢緑地、愛名緑地、小町緑地、若宮公園などの豊かな自然が残されました。

開発される前の森の里

開発する前の様子は、典型的里山の景観を有し、豊かな森とあちこちの湧き水を利用した僅かな水田が見られました。そこには、たくさんの生き物が生息していました。水田にはタニシやカエルが、清水が湧き出るところにはサワガニが、そして里山には、ノウサギやタヌキ、イノシシなどの獣類、ノバトやフクロウなどの鳥類、毒蛇のマムシまでがいたそうです。この地は古くは「森の庄」と呼ばれていた場所でした。

開発される前の字名が小野、上古沢、下古沢という地区で自然豊かな森の中に造成される人里のイメージで「森の里」と名付けられたそうです。造成前は山筋の間に谷戸田が幾筋もあり、山を削ってはその谷戸田を埋めて団地造成の工事がなされました。

⇒ 厚木ニューシティ森の里の開発

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