森の里の地盤

最近地震が多くなっているようですが、「表層地盤のゆれやすさ」が気になります。

マグニチュードや震源からの距離が同じであっても、表層地盤の違いによってゆれの強さは大きく異なり、表層地盤がやわらかな場所では、かたい場所に比べてゆれは大きくなります。

表層地盤増幅率とは、地下を伝わってくる地震波が深さ30メートルの地盤で何倍に拡大するかを示した数値。地震の揺れの大きさは、地震の規模▽震源からの距離▽地盤の強さ、に左右される。増幅率の数値が高いほど、揺れやすい軟弱な地盤といえます。

森の里の地盤はどうなっているのでしょうか?

地区 地盤の種類 増幅率 揺れやすさ
一丁目 丘陵 0.97 比較的ゆれにくい地域です
二丁目 丘陵 0.99 比較的ゆれにくい地域です
三丁目 丘陵 0.88 比較的ゆれにくい地域です
四丁目 丘陵 0.92 比較的ゆれにくい地域です
五丁目 山地 0.81 岩石からなる地盤です

森の里は里山を崩して造成されました。造成前は山筋の間に谷戸田が幾筋もあり、山を削ってはその谷戸田を埋めて団地造成の工事がなされました。
※ 谷間の田を関東地方では谷戸田(やとだ)といいます。

厚木市における宅地耐震化推進事業(大規模盛土造成地の調査)によれば、谷埋め型の地盤になっています。

盛り土(土を盛って地盤を高くする)は、地震時に揺れが大きくなる傾向があります。
また、地盤の不均一な部分ではガスや水道のライフラインの断絶が起こる可能性もありますので、水とか電気に代わる照明器具や、あるいは自宅でお湯が沸かせるようなポータブルのコンロですとか、非常時のグッズ(防災備蓄品)を用意する必要があります。

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