住環境・生活改善委員会 渡部 伸一 Date: 04/21/2025(R.7)
令和7年4月21日(月)午後1時から約45分間、森の里高区配水池(ダイヤモンドライフ・森の里ヒルズの南方約150m)に於いて、厚木水道営業所 管理・料金課長 山口さんと同職員の伊藤さんによる施設見学会に参加しました。地区自治会からの参加者数は9名で、うち五丁目自治会からは齋藤会長と渡部が出席しました。
配水地とは浄水場で作られた水道水を貯め、安定的に水圧を維持しながら各家庭や事業所に水を供給するための施設です。森の里地区には高区と低区と名前の付いた2つの配水池があります。前者が見学をした所で後者は愛名隧道の側です。森の里に供給される水道水は伊勢原浄水場から先ず低区配水池に送られ、そこから森の里揚水ポンプ場(愛名隧道の側、日産グラウンドの北側の施設)経由でこの高区配水池へ揚水されているそうです。
この高区配水池の容量は5,290m3(内部は2つに区切られている)で水位の標高は150mです。もちろん飲料水ですので、配水池といっても上面は完全に塞がれています。その上面にはマンホールや大きなバルブもありましたが、いずれの蓋や弁にも厳重に施錠されていました。この場所から高低差を利用して森の里地区へ水道水が供給されます。とりわけ災害発生時には、この配水池に蓄えられた水が緊急用水として用いられるとの事です。農林水産省によると災害時に一人当たり一日に必要な飲料水は3ℓです。更に生活用水として20ℓ必要とすると、一週間で161ℓ必要になります。単純に計算すると、この高区配水池の水量でおよそ3万3千人弱の方々の1週間分の必要水量が賄えることになります。
本日の施設見学により、森の里地区の上水道の経路を把握することが出来ました。さらにこの高区配水池への車道入口に「防火用水」というマンホールがあり、非常時にはそこから飲料可能な水を(給水車等への供給も含めて)供出可能であることを知ったことが一番の学びとなりました。


コメント